ライブラリ
前回でWEB電子カルテ開発環境の構築も完了し、サンプルサーブレットを開発してみました。いよいよ今回からWEB電子カルテシステムをインストールします。これは、「WEB電子カルテシステム開発環境インストールマニュアル」(初版)のP.43「2-7.eclipse開発環境の作成」から記載されている手順に従って行っていきます。作成するのは「emrs」という名のTomcatプロジェクトです。WEB電子カルテではいくつかのライブラリを使います。
2-8. Struts 1.3.10(java Webアプリケーションのフレームワーク)などです。これらの多くはW先生いただいたデータ一式の中の「\構築用ソフトウェア\work\ソフトウェア」(W先生作)あるいは「初版WEB型電子カルテ\開発環境PC」(こっちがオリジナル)というフォルダおよびその中にあるフォルダ内に入っていますが、一部は自分でダウンロードしなければならないものもあります。
2-9. Log4j 1.2.17(javaプログラム用のログAPI)
2-10-1. Seasar2(java言語でソフトウェアを開発するためのフレームワーク)
2-10-2. S2Tiger 2.4.48
2-11. commons-lang 2.6(Javaのjava.langパッケージを拡張するライブラリ)
2-12. JDBC (javaと関係データベースの接続のためのAPI)
次に、これはインストールマニュアルにはないのでよくわからないのですが、W先生のドキュメントによれば、Jfree(グラフ表示に関するライブラリ)やhttpcomponents-client-4.1.3(javaプログラムからHttpでサーバにアクセスして情報取得するライブラリ) をWEB-INF/libにコピーしています。
設定ファイル
struts-config.xmlとweb.xml
次に設定ファイルをコピーします。コピーする設定ファイルは「\構築用ソフトウェア\work\ソフトウェア」(W先生作)あるいは「\初版WEB型電子カルテ\配布データ\開発環境\各設定ファイル\WEB-INF」(こっちがオリジナル)の中にあるstruts-config.xmlとweb.xmlです。content.xml
また、インストールマニュアルには書いてありませんが、W先生のドキュメントにはcontent.xmlが出てきます。編集内容を見るとどうもこれはJDBCの設定のように思えます。編集する際にurlとusername、passwordには注意しましょう。書いてある通りに入力してもデータベースにはつながりません。現在インストールしているマシンの環境に合わせて設定する必要があります。AccessLogService.dicon, emrs.property, log4j.xml
これらはW先生からいただいた電子カルテ一式の「\構築用ソフトウェア\work\emrsファイル\src」の中にあるので、マニュアルに従ってコピーします。プログラムソース
WEB電子カルテシステムのjavaプログラムソースは、マニュアルではCVSから取得するようになっている。しかし、これにはパスワード認証が必要で、パスワードを知らないと取得できない。そこで、W先生からいただいたソースプログラムを使う。ソースプログラムは「\構築用ソフトウェア\work\emrsファイル\src」内にあるので、これをプロジェクトへコピーする。JSPファイル
JSPファイルは若宮先生からいただいた電子カルテ一式の「\構築用ソフトウェア\work\emrsファイル\jsp」内にあるので、それをプロジェクトにコピーする。emrs.propertyの編集
WEB電子カルテシステムの認証はORCAの認証機能を利用します。 これはそのためのORCA認証のサーバ、ポート番号を設定しているファイルです。次のように記載してください。#====================== ORCA認証 ========================== #サーバ Orca.Auth.Server=172.16.108.250 #ポート番号 Orca.Auth.Port=8000 #====================== 一覧件数 ========================== #病名検索 MaxCount.ByomeiSearch=100このファイルの用途についてはjavaのソースプログラムweb.karte.common/OrcaAuth.javaやweb.karte.common/CommonProperty.javaを見てください。なお、172.16.108.250はorcakumwに立てたORCAサーバのIPアドレスです。
データベースの作成
2つのデータベースemrsdb, orcaを作成してバックアップデータからリカバリをする。データベースのバックアップは、W先生からいただいた電子カルテ一式の「\構築用ソフトウェア\emrs\backup\db」内にある。![]() |
| emrsdb |
![]() |
| orca |
なお、WEB電子カルテシステムからデータベースへのアクセスはJDBCを用いて行うが、その設定をeclipseのServersプロジェクト内にあるcontext.xmlで行う。context.xmlは、Tomcatでデータベースにアクセスするためのデータソースの定義等を行うファイルらしい。このサイトがわかりやすい。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<WatchedResource>WEB-INF/web.xml</WatchedResource>
<WatchedResource>${catalina.base}/conf/web.xml</WatchedResource>
<Resource name="jdbc/emrsdb"
auth="Container"
type="javax.sql.DataSource"
driverClassName="org.postgresql.Driver"
url="jdbc:postgresql://172.16.111.12*:5432/emrsdb"
username="postgres"
password="postgres"
maxActive="20"
maxldle="10"
maxWait="-1"/>
<Resource name="jdbc/orca" auth="Container"
type="javax.sql.DataSource"
driverClassName="org.postgresql.Driver"
url="jdbc:postgresql://172.16.111.12*:5432/orca"
username="orca"
password="orca"
maxActive="20"
maxldle="10"
maxWait="-1"/>
</Context>
このリストで、urlには使用しているPCのIPを書く。ただし、本番環境へ移した場合には、それぞれのデータベースが動いているサーバのIPアドレスに変更する。W先生のドキュメントには「Tomcat6のときに配置していたemrs.xmlは使用せず・・・」という記述がある。実際、W先生からいただいた電子カルテ一式の「\構築用ソフトウェア\work\emrsファイル」内にはemrs.xmlというファイルがあり、中身はこれと同じJDBCの設定です。以前はここで設定していたのですね。それにしてもTomcatの設定ファイルは複雑怪奇です。
